2025 / HOTEL

耕|PRIVATE MAISON KOU

CREDIT
クライアント VACANCES Inc.
コンセプト制作 閑 Interior Design Tokyo
インテリアデザイン 閑 Interior Design Tokyo
家具選定 閑 Interior Design Tokyo
施工 住まい設計工房
OUTLINE

京都・高瀬川沿いに佇む一棟貸し宿「耕|PRIVATE MAISON KOU」にて、内装コンセプトの立案からカラースキーム、マテリアル選定、家具・照明計画までを一貫して担当しました。

「古都を感じる、自分だけの贅邸。」

そのテーマのもと、四季が織りなす KYO MIYABI を軸に据えました。
アースカラーをベースに、京都を象徴する色を丁寧に重ねることで、静かな奥行きと、しっとりとしたラグジュアリーを表現しています。

リビング
和室
和室
リビングのテーブル

1階は Natural & Soft。旅の疲れを受け止める場所。

お客様を最初に迎え入れる1階は、Natural & Soft をキーワードにデザインしています。
外の喧騒から一歩足を踏み入れた瞬間、照度を少し落とした柔らかな光と、ニュアンスのあるアースカラーが、視覚から静けさをもたらすよう構成しました。

壁面・床材・ファブリックは、主張の強い色を避け、トーンの近い色同士を重ねることで、視線がどこに触れても「やわらかさ」を感じられるように計画しています。
ソファまわりには手触りのよいテキスタイルを配し、間接照明の陰影が時間帯によって表情を変えることで、昼と夜で異なるくつろぎ方が生まれるよう意図しました。

チェックイン後にコートを脱ぎ、荷物を置き、深く腰掛けてひと息つく。
その最初の所作を、そっと受け止める"受け皿"としてのフロア。
旅の高揚感を一度静かにリセットし、ここから始まる滞在のリズムへと、心身をなめらかにつないでいく場所としてデザインしています。

寝室
ダイニング
ダイニング
ダイニングのテーブル

2階は、色のレイヤーを楽しむステイフロア。

2階は、滞在そのものを愉しむためのフロアです。
淡いベースカラーの上にディープトーンを重ねることで、色のハーモニーを感じられる空間に。各壁面で「京都色」をレイヤーのように配し、メリハリがありながらも心地よく過ごせるダイニング&ベッドルームを構成しています。

ソファ背面のニッチはあえてダークトーンでまとめ、空間全体を引き締めるアクセントに。
カップを片手に景色を眺めたり、読書に没頭したりと、ゆったりとした時間を過ごせるような居場所を点在させています。

和室
和室
寝室

ディテールに忍ばせた、京都へのオマージュ。

階段まわりの壁面には、やわらかな光を受けて艶めく真鍮の壁掛け装飾をあしらいました。
高瀬川を舞う鳥たちをイメージしたモチーフが、ゲストを静かに迎え入れるように連なり、上階へと歩みを進める動線そのものに、物語性を持たせています。

吹き抜け部分には、和紙を用いたアートモビールを主役として配置しました。
わずかな空気の動きに応じてかすかに揺れ、光を受けて落ちる陰影が時間帯によって表情を変えていきます。鳥と雲を連想させる軽やかなフォルムが、外の空と室内の余白をやわらかくつなぎ、滞在に「浮遊感」のようなニュアンスを添えています。

こうしたディテールは、空間の主役として前に出過ぎることなく、ふとした瞬間にだけ意識される存在として設計しています。
視線の端に留まる小さな装飾や素材の温度感が、「ここで過ごす時間は特別である」という感覚を静かに後押しする──そんな京都へのオマージュを、宿全体にさりげなく散りばめました。

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2025

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HOTEL

河口湖 別荘

神奈川県 高木様

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